2010年3月18日木曜日

ビニャトンドニア

月島でやっているサスさんの試飲会に伺い、ビニャトンドニアのセミナーに参加してきました。

トンドニアは130年以上の歴史を持つリオハでも屈指のボデガです。とってもクラシックなワインを造るボデガでその意味でもとても興味があったので、セミナーに参加できてとてもラッキーでした。

トンドニアは超熟タイプの白ワインが特徴的で有名なのですが、オーナーのマリア・ホセさんのお話では、それは、昔のグラーブのスタイルを目指して造っているそうで、お話をうかがって、なるほど、それでか!と妙に納得しました。コクのある、厚みのある辛口の白ワインなのですが、今ではそのスタイルで造っているボデガはトンドニアだけとのことでした。 一方、赤ワインもテンプラニーニョだけでなくガルナチャ、マズエロ、グラシアーノの4種類を栽培していて、白同様、リオハのクラシックなスタイルのワインを造り続けています。トンドニアはワインの造り方もとてもクラシックで、基本的には葡萄の果皮についた自然の酵母だけで発酵を行い、そのために収穫時にはコンポルタという伝統的な籠をつかっていたり、(この籠にも自然の酵母が付着しているのだそうです)、肥料も鶏糞などを原料にした有機肥料を必要最小限だけ使っていることや、休耕地の知力を高めるために一定期間小麦を植えていること、清澄も未だに卵白だけを使っていることなど、とても興味深いお話が伺えました。

トンドニアのワインは1900年にすでに日本に輸出されていたとのことで、なおビックリでした。

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